子どもの自立を高める保育モンテッソーリ教育
当園では保育の2本柱として、平成11年度より「モンテッソーリ教育」のための環境整備に取り組んでおります。日本の未来を担うのは子どもたちです。この子どもたちの可能性を最大限に伸ばすための教育法が、モンテッソーリ教育と云えます。
この教育法の根本には、「子どもは、本来その内に自ら成長しようとする〝内的生命力”を持っていて、その可能性を伸ばすためには、子どもたちの〝自由”を最大限に保障しなければならない」という考えがあります。モンテッソーリは、子どもたちのために『適切に準備された環境』を整え、『自由な活動』を保障すべきであると主張しています。つまり、子どもたちの誕生の瞬間から出会う〝環境”との出会いこそ、子どもたちの可能性を伸ばすために重要なものだと云えます。また、モンテッソーリは、『最適な時期の活動こそ真に子どもたちの精神的な糧になる』と述べ、この時期を〝敏感期”と名づけ、各種の敏感期に対応した教具や教材を開発しました。
このようなモンテッソーリの考えを基に、当園では、
●幼児期の心理的特長である『敏感期』に対応した教具や教材を準備し、子どもたちの作業に取り組もうとする意欲を充たし、自己教育力を促すことで、子どもたちの〝じりつ”のための援助となる環境を整える。
●子どもたちの〝自己選択”を最大限に尊重し、人間関係の自由としての『縦割りクラス』を取り入れ、保育士は子どもたちの成長の〝援助者”としての立場を貫くことで、子どもたちの自由活動を最大限に保障する。このスタンスを基本として、子どもたちが持つ無限の可能性を最大限に伸ばし、〝じりつ”する力を高めていこうと考えております。