子どもの自立を高める保育モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育 モンテッソーリ教育図解

 当園では保育の2本柱として、平成11年度より「モンテッソーリ教育」のための環境整備に取り組んでおります。日本の未来を担うのは子どもたちです。この子どもたちの可能性を最大限に伸ばすための教育法が、モンテッソーリ教育と云えます。
 この教育法の根本には、「子どもは、本来その内に自ら成長しようとする〝内的生命力”を持っていて、その可能性を伸ばすためには、子どもたちの〝自由”を最大限に保障しなければならない」という考えがあります。モンテッソーリは、子どもたちのために『適切に準備された環境』を整え、『自由な活動』を保障すべきであると主張しています。つまり、子どもたちの誕生の瞬間から出会う〝環境”との出会いこそ、子どもたちの可能性を伸ばすために重要なものだと云えます。また、モンテッソーリは、『最適な時期の活動こそ真に子どもたちの精神的な糧になる』と述べ、この時期を〝敏感期”と名づけ、各種の敏感期に対応した教具や教材を開発しました。
このようなモンテッソーリの考えを基に、当園では、
●幼児期の心理的特長である『敏感期』に対応した教具や教材を準備し、子どもたちの作業に取り組もうとする意欲を充たし、自己教育力を促すことで、子どもたちの〝じりつ”のための援助となる環境を整える。
●子どもたちの〝自己選択”を最大限に尊重し、人間関係の自由としての『縦割りクラス』を取り入れ、保育士は子どもたちの成長の〝援助者”としての立場を貫くことで、子どもたちの自由活動を最大限に保障する。このスタンスを基本として、子どもたちが持つ無限の可能性を最大限に伸ばし、〝じりつ”する力を高めていこうと考えております。

幼児期からの漢字教育石井方式漢字教育

石井方式漢字教育 石井方式漢字教育図解

 平成10年度に取り組みを始めた「石井方式漢字指導法」、人見知りが始まる0歳児から自分の名前をしっかり認識し、識別できる子どもたちの能力にはすばらしい可能性があります。「立腰(腰骨を立てて正しい姿勢で先生のお話を聞く態度を養うこと)」の大切さと、毎日10分間の漢字かな交じり絵本の読み聞かせと漢字遊びを通じて、集中力を養う事が本来の目的です。漢字を教えるのではなく、漢字で教える事を基本にしています。(漢字遊びを通じて自然に言葉を覚え、文字に興味を持ち、読み書きも自然に出来るようになります。)
 絵本に出てくる漢字を基に作ったフラッシュカードやことわざ等の他、四字熟語、俳句や百人一首の他、論語等も取り入れています。遊びながら正しい日本語に触れ、絵本や漢字に興味を持った子どもたちは自分で名前や文字を書いたり、絵本を読んだり、かるたをしたりと、どんどん自分で出来るようになってきます。漢字には、他の文字(かなやアルファベットやハングル文字)にはない素晴らしい特徴として一字一字その成り立ちに、表意文字としての意味があります。3歳までの子どもには目から見たものを、右脳で100%吸収できる能力があると言われています。成長し大きくなるにつれ、人間は右脳より左脳を使って考えるようになると云われていますが、この大事な幼児期に、右脳にいろいろな情報をインプット出来れば、左脳よりも早く活性化することができるようです。小学校に上がっても、すべての学力の基本は国語力だと思います。幼児期は漢字遊びを通して言葉を覚え、正しい日本語の基礎をつくる大事な時期だと考えています。小学校に進んでも読書の好きな子どもに育って欲しいとの願いで0歳児から全クラスで取り組んでいます。

子どもの力を引き出す園独自のプログラム

  • お仕事

    大人は生きていくために仕事をしますが、子どもたちも活動を通して自分をつくる仕事をしているのです。そのために、子ども一人ひとりの発達にあった活動が系統的に準備されています。

  • お仕事

    子どもたちが種や苗から野菜を育てて収穫し、給食やおやつで実際に食べています。感覚器官が育つこの時期に五感を刺激し野菜作りの体験の中で、いろいろな発見をしていきます。

  • お仕事

    当園では旬の食材を使い安全な食材を吟味して手作りしています。パンやおやつで使う小麦は国産小麦を使っています。お誕生会の時は、手作りケーキでお祝いをします。

  • お仕事

    0歳児クラス、1・2歳児クラス、3~6歳児クラスの縦割り保育を行っています。縦割りにすることで、子どもたちが相互に教え合い、学び合い、共に育ち合うことが出来ます。

  • お仕事

    1・2歳児クラスから日常的にパンやクッキーを焼いたりします。給食の食材の皮むきも、大好きな活動。3~6歳になるとピザやお好み焼き・味噌汁・ご飯を炊く等の活動の幅が広がります。

  • お仕事

    漢字かな交じり絵本の指導は、時間をかけて丁寧に行います。読み聞かせの他、素話カードなどの教材を効果的に使った指導法によって、子どもたちは無理なく絵本が読めるようになり言葉が充実していきます。